絶体にないけれど、もしもの話
絶体に1mmもその気はないのだけれど
気がづいてしまった
「もしも離婚したら」
を枕詞にすると、
自分のほんとの気持ちが見えてくる
もしも離婚したら
猫を飼おう
もしも離婚したら
パリにいこう
それから南仏に
それからバルセロナに
それからアントワープに行って
フィンランドでオーロラを見る
行きたい場所を巡ったら
会社をやめて
人生最後の金髪にしよう
そして毎日図書館で
本を読みたいだけ読み
見逃した映画を観たいだけ観て
そのあとは登山靴を買って、
まずはトレッキングを始める
一人でキャンプできるようになるまで
コツコツ練習して
サバイバル力を身につける
そしたら田舎に帰って
畑をしながら
週に3日朝と夜だけopenする
ゆるーいCafeを営もう
ときどきご近所さんと
もぎたて野菜を持ち寄り
BBQなどをする
編み物と洋裁も始めよう
刺繍も
何か役に立つことがあれば
人に教えたりもしよう
誰かが誰かに何かを教える場所を
作ろう
人と人を繋ぐことを
生き甲斐にしよう
こうしてみると
いつか、子育てが落ち着いたら
離婚しなくとも
「猫」以外は叶えられる気がしてる
ただ、
「猫」を飼いたい気持ちを
一生封じて生きるのか
結婚とはそういうものなんだな